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父の病状

父の病状について、先生から再度説明がありました。前回は脳外科の先生だったけれど、今回は循環器(心臓)の先生でした。

医師曰く、「大変重篤な状態です。」

前回説明を受けたときは、カビによって心臓にコブができていて、それをとってしまえばいいし、手術自体もそれほど危険なものではないと言っていたのですが、今回聞いた説明では、手術はカビに侵された心臓の弁を人工弁にとりかえるもので、非常に危険であるとのこと。しかも、父の現在の状態では手術が受けられるかもわからない。

また、仮に成功したとしても全身にカビが蔓延してるから、それを化学療法でなおさなければならない。カビだから抗生物質が効かない。さらに治療がうまくいったとしても、マヒは治らない。しゃべることもままならない。

では、手術をしなければどうなるかというと、数ヶ月以内(先生のニュアンスでは数ヶ月ももちそうにない)に、死んでしまうとのこと。急性心不全と多機能不全・・・

手術も成功確率も低く、かといってこのままでも死は確実・・・

家族で決めて欲しいと言われたけれど、どちらを選択しても「死」は免れようがないようです。

説明を聞いたときは、手術の方向でと告げて帰ってきたのだけれど、その後母親や妹や叔母と話したときには、手術はしないようにって流れになりました。

手術中に亡くなったらね、つらいですよ。

手術したって完治しそうもないし、だったら最期まで看取ってあげたほうがいいんじゃないかってね。

手術して苦しい思いをしながら死んでいくのはかわいそうすぎるよ・・・

私、自分がそうだったら、頼むからこれ以上何もしなくていいって思う・・・

ただ最期まで苦しみがより少なくなるようにって、それだけだね。

それと、この際だから大腸がんの手術をした病院の医療ミスの可能性をきいてみたけれど、それは医療ミスとはいえないだろうって。

病院の衛生状態が悪いからではないのかとも聞いたけれど、手術によって体力が落ちているから、ばい菌が入りやすいから、いたしかたないのだそう。

もっとも、医者があからさまに他の病院の医療ミスとは言わないだろうけれど。

けっきょく父は損なクジをひいてしまったわけかな・・・

あとは草加の病院まで通うのが大変だから、近くの病院に転院することが可能か聞いてみようと思っています。

万が一のときにも、急には駆けつけられないからね。

人は確実に死ぬし、自分の死のありようを自分では選べない・・・

大多数の人が、望まない死の形を背負わなければならない。

不慮の事故や病気・・・

天寿を全うできるのはまれだね。

もっとも死んだときがその人自身の「天寿」なのかもね。

今日は会社を早くあがって、母親と病院に行って、手術の拒否を伝えてきます。

この前お見舞いに行ったときに、父の足がガサガサでかわいそうだったから、きのうクリームを持っていって塗ってあげたら、少し良くなった。

これから私たち家族ができることって、こんなささいなことくらいだね。

あ~あ、最期にビール飲ませてあげたかったな。ビールが飲みたいって言っていたから・・・

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